今回は久々に「ガンディフェンス」の練習があった。
小栗旬が出ているドラマ「東京DOCS」では、「舞台はほんとに日本なのか!?」と疑ってしまうくらい弾丸が飛び交ってますからね。あれはきっと現代の日本に良く似ている違う世界を舞台にしているに違いありません。ファンタジーです(笑)
今回のガンディフェンスはもしかすると、このドラマあたりを意識したのかも・・・とは、きっと勘ぐりすぎでしょうね、はい。
【ウォームアップ】
1,首相撲&腹にパンチ
二人組みで練習。
一人は相手の首に腕を絡めて首相撲のスタンスで相手を後方に向かって押し。
首相撲をされているもう一人は、相手の腹にパンチを連打しつつ押し返します。
腹筋に力を込めつつ相手を押すというのは、結構辛い。
【アタック】
1,小ミットにパンチ
パートナーが持っているミットにパンチするだけ。
パートナーはミットを「胸の前」or「腹部」に構えるので、それに合わせてアタッカーは攻撃する。
2,ドリル
かなり辛い。
Ⅰ,パートナーが持っているミットに対して100%のパワーでパンチ。全力でやる。
Ⅱ,インストラクターの合図で、うつ伏せになる。完全に脱力し、気持ちを0%まで落とす。
Ⅲ,インストラクターの合図で、0%のうつ伏せ状態から立ち上がり100%で攻撃する。
・・・この繰り返し。
気持ちの切換えがポイント。
格闘技の試合とは違い、外で襲われたときなどは自分の気持ちが準備できているわけではないです。
この練習は、気持ちの切換えをするトレーニングとも言えるかも。
【護身】・・・今回はガンディフェンス
練習用のモデルガンを使った練習。ちなみに、BB弾とかも装填できません。
銃口の穴はふさがっています。
海外のクラヴマガの練習風景を見ると、銃口にはテープが巻かれています。おそらくは、本物の銃と区別するためでしょう。
日本では本物の銃が一般人レベルに広まっているわけではないので、その必要が無いのだと思います。
練習のときの注意点として、アタッカー(銃を持っている人)は引き金に指をかけてはいけません。
指が折れる可能性があるから。なので、指は外に出しておきます。
ちなにみ、銃口から銃弾が飛ぶラインを「ファイアライン」と言うそうです。
護身のポイントとしては、この「ファイアライン」が自分の身体にかからないようにすることです。
正面から銃を突きつけられている状態、そこからの護身が今回のシチュエーションです。
なお、突きつけられ方は問いません。銃を持つ手が片手でも両手でも、狙いが頭部でも胸でも腹でも、今回学んだ護身が活かせます。
動作はシンプル。
派手な動作はせず、スッと左手を銃までの最短距離で移動させて銃身をつかむイメージ。
手から動かすのがポイント。左手以外は、足も身体も動かさない。動作が大きくなり、相手にバレる。
つかむ直前は、人差し指と親指の形は「L字」にする。で、ガシッとつかむ。
掴んだら左手で相手の腹をパンチするようにし、同時に左足を前方に踏み込み、右手で顔面パンチ。
踏み込んだとき、仮に相手の体が後方へ下がってもファイアラインが自分の身体に掛からないように注意。
思い切り深く踏み込んで丁度いいくらいかも。
相手の顔面を殴ったら、右手も銃にかけて相手から引き剥がす。
引き剥がすとき、相手の指を折らないように注意。
「指が折れれば相手にダメージを与えられるから良いのでは?」とも思ったのですが、指が折れることにより銃が相手から引き剥がせなくなるリスクがあるとのこと。
銃を奪い取ったら、(銃に詳しくないので部位の名称がわからないのですが)マガジンを入れるところをガンッと叩き、そして一度スライドさせます。これは、弾丸の「詰り(ジャムというそうですね)」を解消するためとのこと。
それから構えます。
構え方。
右手で構え、左手は添えるだけ。
右手の人差し指はトリガーにかけるのではなく、銃身に添える。で、撃つときだけトリガーに指をかける。
これは、びっくりした時とかについつい引き金を引かないようにするための対処だそうです。
銃で相手を狙うときは、利き目でみること。
その際、利き目と反対の目は閉じずに開けておく。これは、方目を閉じると周囲が見えなくなるからだそうです。
周囲を警戒するためには、目は両方とも開けておくのだそうです。
まあ、
20人近くの人間が銃を持って鏡に向かい、撃つ練習をしている風景はちょっと異様な感じがしましたが、とても面白い練習でした。
ただ願わくば、今回学んだ技術を使う機会が一生訪れないことを祈りますがね。