今回のクラヴマガでの主な練習は、フォーカスミットを用いた打撃練習と、前から(あるいは後ろから)抱きつかれたときの護身。
護身の方はただ単に抱きつかれるだけではなく、そのまま抱えられて連れて行かれたり、引きずられたりといったリスクを回避する練習になりました。
フォーカスミットによる打撃練習は、相手の指示に合わせてストレートパンチを打ちます。
相手からは数字で指示されます。「1」は左ストレート、「2」はワンツー、「3」はワンツーのあと右ストレート、「4」は左右左右のパンチを4発。相手が数字を言い、それに合わせてフォーカスミットを殴ります。
疲れてくると体が入らず、手だけで打つようになってしまうので、その辺に注意ですね。
次に、このフォーカスミットによる練習にプラスアルファで、ミットを持っている人からたまに左ストレートが来ます。そしたらその左ストレートを身体を沈めて避けつつ、右ストレートを打つ・・・という練習。
相手からの左ストレートは来たり来なかったり、ランダムです。ですが、常に相手からの攻撃があると思って対応していないと、絶対に避けられそうにないです。
続いて今回の護身術は、前から抱きつかれたときの対処方法。
自分の両手の上から抱き疲れると、腕が使えなくなり、さらに相手と体が密着しているので攻撃するスペースが無く、そのままの状態では何もできません。
なので、まずは自分の重心を低くしつつ相手の股間を両手で叩きます。相手が怯んで腰を引くと自分と相手との間にスペースができるので、そのスペースを利用して両手で相手を押す。そのまま、膝蹴りやら股間蹴りやらで相手を制圧する感じです。
後ろから抱きつかれた場合も、基本的には同じようなことです。
後ろから抱きつかれたら自分の重心を落とし、自分の腰を横にずらして攻撃するスペースを作り、相手の股間を手で殴ります。あるいは相手の爪先を踏んだりもします。んで、相手の拘束がゆるみ自分の手が自由になったら、背後の敵に対して肘打ちを数発食らわせます。
その後は相手のほうに向き直り、膝蹴りやらパンチやらで制圧します。
まあ、こんなところでした。
実際に屈強な男に抱きつかれたときに体が動くかどうかは、わからないですけどね。練習を積み重ねる必要がありそうです。
女性の場合、酔った勢いで抱きついてきた男性を卒倒させるという使い方もできるかもw
でも、そのときは玉を潰さない程度がよろしいかと・・・
ただ、相手が酔っていて記憶が無さそうなときがいいですぜ(笑)